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耳より情報

「扁桃炎」と「膀胱炎」について

今回はよく耳にする「扁桃炎」と「膀胱炎」についてお話します。

<扁桃炎>

扁桃炎とは、のどの奥にある口蓋垂(あごから垂れ下がっている)の両脇にある口蓋扁桃に、病原体が感染し引き起こされたものです。小さい子供から30代くらいまでの年齢層によく見られます。

原因はウィルスや細菌ですが、疲れていたり、体力が落ちている時には発症しやすくなります。症状は、のどの痛みや発熱、悪寒、だるさ、頭痛、関節痛、耳から首にかけての痛みなどがあります。のどの痛みや腫れによって水分や食事が摂れなかったり、高熱のため体力が消耗すると、脱水にもなりやすいです。細菌が原因の場合は抗生剤で治療します。症状を和らげるために解熱鎮痛剤、消炎剤、うがい薬なども処方されます。水分やのど越しの良いものをこまめに摂りながら、安静にします。症状が重い場合には、点滴による治療が必要となります。

<膀胱炎>

膀胱は腎臓で作られた尿をためておくところで、そこに菌が入り感染を起こして膀胱炎となります。原因となる菌で最も多いのが大腸菌です。女性の場合尿道が短く、肛門なども近いため、膀胱炎になりやすいのです。また妊娠中は膀胱を空にしにくく、膀胱炎が起り易くなります。男性の場合は尿道の感染が前立腺、膀胱へと広がることが多いようです。症状は、トイレが近い、排尿時の痛み、残尿感、腰の痛み、夜間に何度もトイレに行く、尿が濁る、血尿が出る等ですが、症状が無い場合もあります。微熱が出ることもありますが、高熱になったら要注意です。治療はまず、水分をたくさん摂って排尿を促し、菌をどんどん外に流してしまうことです。細菌が原因の膀胱炎では抗生剤が処方されますので、指示通り服用して下さい。排尿は我慢せず、体が冷えないようにしましょう。またこれは基本ですが、排尿や排便のあとは、前から後ろに拭いてください。子供や赤ちゃんと同じですね。症状が長引いたり、繰り返す場合は他に原因があるかもしれませんので、医師に相談してみて下さい。

【石川医院通信 2012年11月・12月号より】

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